一番牧草の刈り取り

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初夏を迎えて草花や雑草が勢い良く伸び、あちらこちらで草刈り機のエンジン音が響き渡っている。採草地のチモシーやオーチャードグラスといった牧草が、刈り取りの目安となる花を咲かせている。浦河の初夏の風物詩、牧草の刈り取りが始まった。

こんぶ採取といった漁業もそうだが、牧草の刈り取りには好天が欠かせない。こんぶは一日の好天で乾燥するが,牧草は三日の好天が必要だ。広大な面積の採草地を一日で刈り取れるはずもなく、限られた人手限られた機械をやりくりしなければならない。雨にあたると牧草の品質が劣化して、栄養価の低下や牛馬の食欲にも直結する。天気予報をにらみながらの、落ち着かない気ぜわしい日々が続く。

急に予期せぬ雨降ってきた場合、大急ぎで大型のブルーシートで雨をしのいだりする。一次産業の宿命でもあるのだがこのような農林漁業者の創意工夫やたゆまぬ努力があることを、多くの皆さんに知ってほしい。そうした努力のもとで生産される食料の価格が農林漁家が再生産でき、消費者が納得できる価格で流通することを強く願っている。

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