2023年2月6日 不易流行

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東京に出張して流通業界の方とお話をする機会があった。日高こんぶの話題となり、彼は自分の店は一等こんぶを扱いたいという意向だった。私はそれぞれの等級にはそれぞれ主だった役割があり、一等こんぶが料理によっては、必ずしも扱いやすいわけではないとお話しさせてもらった。

ある日好きなテレビ番組を見ていると、隣町の肉牛農家の方が出ていて、その方が「牛肉のA5はおいしいからではなく、さしの入り方とか見た目が主な基準」といったお話をされていた。米も見た目によって等級が決まるとも聞いたことがある。 

それぞれの業界が長い年月をかけて、最大公約数的な評価基準を定めてきたそこは理解できる。しかしとも思う。消費者が求めているものは見た目だけなのだろうか。多種多様な考えの消費者がいるから一概には言えないが、一番は見てくれではなく安全でおいしいものではないだろうか。

長い歳月をかけて各産業が、最大公約数的な評価基準を定めてきた。業界向けにはそれはそれとして、一般消費者向けにこんぶを例にとると出汁用とかおにぎりの具用、鍋の材料用など、用途に向けた売り方があってよいのではないか。浦河の誇る一次産品に付加価値を付けて売り込むとき、従来の手法が今の消費者に受け入れてもらえるか疑問を感じないわけではない。

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