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思考のデジタル化

最近ニュースを見聞きして気になっていることがある。日本のみならず多くの国の人々の思考が、白か黒かプラスかマイナスかデジタル化しているのではないかということだ。さまざまな世界の出来事が、敵か味方か自分にとってプラスかマイナスか自国にとって損か得か、単純化されすぎているのではないか。

プラスかマイナスか二進法的思考では寛容とかあいまいさとか、足して二で割るような解決方法や思考方法は入り込む余地が少ない。国という概念や国境という障壁が揺らいでいる時代に、デジタル的な単純な思考方法でグローバルな課題が解決に向かって行くとは考えにくい。

かって「寛容と忍耐」を旗印に掲げた総理大臣がいたが、昨今の欧州の抱える難民問題を見聞きするたびに寛容と忍耐という言葉を思う。かの大イギリスが自国の利益だけのために、EUを離脱する国民投票を行うという。経済は大切な問題であることは否定しない。しかし、世界から尊敬される国のひとつであろうイギリスが、自国の利益だけのために行動するとは信じがたいし、大イギリスの矜持を見せて今回の問題を判断してほしい。

世はデジタル時代であるし、計量法のひとつであるメートル法条約が締結されてから百四十年余りが過ぎた。物事の思考にも世界標準は必要なのだろう。しかし、その前に多様な文化や価値を認め合う寛容な社会を目指して、知恵を出し合わなければと思う。

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