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漁業権のない港

好天に誘われて恒例のお昼の散歩に浦河港に向かった。今の時期は日高路はウニが旬である。えりも町や様似町では盛大なウニ祭りが開催されたし、当町でも桜祭りに合わせて花見会場でウニを格安で提供しいずこもたいへん好評だった。今年はコンブが豊漁の影響かどうか、いつにも増してウニの実入りがよいと聞く。

この旬のウニを目当てにセミプロのダイバーが浦河港に出没している。一般的に海には「漁業権」が設定されていて、許可を持った漁業者以外がウニなどを採取することはできない。しかし、浦河港は地方港湾だから漁業権は設定されていない。つまり誰もが獲っても差支えないことに法律上はなっている。

もちろん港湾であるから船の航行や様々な作業などがあり、危険でもあるので港湾管理者としてはウニの採取を止めてほしいのだが止めさせる手立てはない。せいぜい北海道の「海面調整規則」くらいであるが、規則に触れないようにノギスでウニの大きさを計測しながらオカに揚げているのを見ると、相手がはるかに港湾管理者の上を行っている気がする。

今日もウエットスーツに足ひれを付けて手際よくウニを採取している人を見かけた。なかなかの水揚げ量のようであるが、漁業者たちがウニの種苗を放流し続けている努力の結果が、法律上の制約がなくセミプロの人たちに自由に漁獲されているのを見ると心中は複雑だ。

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