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一声かける

町内の社会福祉法人からお誘いを受けて、毎年「新たな縁(えにし)を結ぶ会」という催しに参加させてもらっている。1部から3部まであるシンポジウムの第一部は手話条例をつくった平井鳥取県知事、視覚障がい者である社会学者の石川准さん、厚生労働省障害保健部長の蒲原さんの3名でコーディネーターは大阪ボランティア協会常務理事の早瀬さんであった。

このなかで、石川さんが「日本人は尋ねられると親切に教えてくれるが、自ら声をかけることが不得意だ。その一例として、視覚障がい者は尋ねたくとも周りに人がいるかどうか分からない(だから一声かけることに積極的になってほしい)」といった趣旨のこと話されていた。確かに役場でも訪れた町民に尋ねられたら対応はするが、それ以外に積極的な声掛けは少ないようにも思う。

そのシンポジウムでのことを考えながらの昨日の早朝、羽田空港での出来事。

空港の乗り場に向かっていると、2歳くらいの女児が大声で泣いている。周りを見渡しても保護者らしき人はいない。女児は当たり前だが話しかけても泣き叫ぶばかりである。搭乗時間も迫っているしどうしたものか困惑していると、はるか向こうで母親らしき人が手招きしている。女児に教えても目に入らないと見えて泣き叫ぶばかりである。母親は少し近づいては手招きを繰り返しながら徐々に近づいてきた。20メートルくらいまで近づくと女児もようやく親を確認できたと見えて、大声で叫んで母親にダッシュ。

一件落着であるが、考えさせられたのはそのあとのこと。母親(と思しき人)は女児を抱えたまま一目散に去って行った。飛行機の搭乗時間が迫っていたとか、恥ずかしかったとか考えてあげたいが常識として一声あってしかるべきと思った。石川さんの一声と空港の一声は全く意味合いが違うが、一声について考えさせられる出来事だった。

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