MENU

閉じる


ホーム > 町長室 > 町長日記 > アザラシの食害

アザラシの食害

朝、漁組の魚市場を覗いた。今朝の漁は二つの定置を合わせて10トンほどの秋サケの水揚げがあったとのこと。まだまだ物足りない量だが一時より漁模様は幾分良化しつつあるようだ。その秋サケだが、市場に20本くらい頭のないサケが並んでいた。おそらくアザラシに食害されたものであろう。

えりも岬の近海では近年、環境省の絶滅危惧種に指定されているゼニガタアザラシが著しく増えて、その食害が深刻化している。数が増えたアザラシが新たなテリトリーを求めて、様似町や浦河方面までその被害が及びつつあると聞いてはいた。秋サケが例年並みの漁模様であるならば、まだ我慢できるにしても今年のような極端な不漁ではその食害による影響は大きい。

知り合いの漁師によると、秋サケだけでなくタコなども食べるためアザラシのいるところでは、ほかの有用な魚類がいなくなってしまうとのこと。

えりもでは長い時間をかけて、漁業と自然保護の両立のため努力を重ねて来たと聞いている。その結果としてゼニガタアザラシが増えて漁業被害が深刻になったと聞く。努力してきた漁業者の苦悩を思うと、経済活動と自然保護の兼ね合いの難しさをあらためて思う。そして我が町にその影響が及びつつある現実と向き合うと、なんとしてもエゾシカの被害の二の舞だけは避けなければと思う。

お問い合わせ先

総務課 電話:0146-22-2311 FAX:0146-22-1240  [お問い合わせフォーム]

町長日記