MENU

閉じる


ホーム > 町長室 > 町長日記 > 古民家の保存

古民家の保存

浦河町は北海道のなかでは比較的歴史のある町である。だが、地震多発地帯ということも一因なのかも知れないが、いわゆる古民家(歴史的建造物)は道内の歴史ある他都市と比べて少ないように思う。

自分としては町内にある貴重な古民家は、できるだけ保存し後世に伝えたいと思っているのだが、財政的な裏付けを見出せなくて思案している。2年ほど前に明治10年代に建てられた農家住宅を寄贈しても良いという申し出を受けて、なんとかならないかと職員と知恵を出し合ったが未だ良い方法が見つからず歯がゆい思いをしている。その古民家は梁ひとつを見ても柏か楢といった硬い広葉樹が使われており、今日では手に極めて入りにくい立派な材であるし、神棚の見事さはそれはもう筆舌に記し難いほどなのだ。

また、かっては大通にあった旧家がもう十数年も住む人もなく、荒れるに任せているのも残念に思っている。その家は今は亡き濱口元町長が「自分が若い頃、大通から現在地に移築するとき大通の景観を壊すと反対運動をした」と語っていたほどの歴史ある建物だ。今は常盤町に立っているが、通りから見える半紙版の大きさの窓ガラスが波打っている、そのガラス一枚だけでも見る価値は十分にあるというものだ。それだけに何とかしなければと、気は急いているが妙案が浮かばないでいる。

文化とか歴史とかに財政的支援の少ないわが国で、一自治体が保存に取り組むことは容易なことではないが、先人の歩んできた足跡を後世に伝えることは現役世代にとっての大切な役割の一つだと信じて、良い方法を何とか見出したいと思っている。

お問い合わせ先

総務課 電話:0146-22-2311 FAX:0146-22-1240  [お問い合わせフォーム]

町長日記